■ 5月18日 日曜日 FM雑誌
- 今のようにCDなんて微塵もなく、またレンタル屋さんなんてなかったあの頃…
- そうですね〜、20年ぐらい前でしょうか気に入った音楽を聞きたくなった時は
- もっぱらFM放送から録音するのが常套手段でした。
- その頃の主役はカセットテープ、そのテープにラジオ番組から録音する事を
- 「エアチェック」と言ってました。 今ではすっかり死語となってしまってますが (^^;)
- それで録音するにはどの曲がどの番組で流れるかを知るための情報源として
- FM雑誌というのが当時何冊か発売されていたワケなんです。
- まあ「テレビガイド」や「ザ・テレビジョン」のラジオ版と考えて貰えれば解りやすいかと…
- 今日はそんな雑誌の事について語っても良いですかな? (FFX-2 のメイチェン風に (^^;)
- 私が一番エアチェックにハマってたのは高校生の頃、主に洋楽を好んで聴いておりました。
- 特に好きだったのがポール・マッカートニー&ウイングスやABBAやその他ディスコサウンドなど…
- その頃はカセットデッキで録音していて(しかもステレオじゃなくてモノラルでした)、
- 近くを車が通ったりすると雑音が入るので田圃の中に家がある友達の家で
- 何度かエアチェックさせてもらったりしました (  ̄  ̄)とおい目
- そんな私が当時買ってたのは「週間FM」でした。
- 私の記憶ではその他に「FM-fan」と「FMレコパル」がありまして、
- ちょっと後から「FM STATION」が発売されたかと思います。
- 私は最初「週間FM」で後に「FM STATION」派となっていったワケですが、
- この中で「週間FM」を選んだ理由としては、まず「FM-fan」はクラシック中心だったため
- 面白みに欠けるというのがあって買うには至りませんでした。
- クラシックの趣味はなかったですから (^^;)
- 後は「FMレコパル」との天秤だったのですが、掲載されている記事もポップス中心で
- 特に内容的にはどちらでも良かったのですが決定的に惹かれたのが
- 「週間FM」についていたカセットレーベルだったのでありました (^-^)
-
- 「FMレコパル」の方はファンキーなイラスト中心だったのに比べて
- 「週間FM」は綺麗な景色や小物をおしゃれに撮影してるのが多くて、こちらが気に入ったワケです。
- 画像の左上のだけ「FM STATION」のものなんですが同じ理由で、当時「週間FM」の
- カセットレーベルが好みに合わなくなってきていた所にこの手のおしゃれなレーベルが
- たくさんついていたので乗り換えたと言った次第なのです (^^;)
- このカセットレーベルは重宝しましたね〜 今の若い人は使ったことがないかも知れませんが
- 何を録音したか書いておくのに必要なもので例えば夏向きの音楽を録音したものには
- 海や夏を感じさせるレーベルで… 女性アイドルのテープには可愛い感じのレーベルを…
- 結構こだわってたりしましたね (^^;)
- あと、その時その時の旬のアーティストのレーベルなんかがついていたりして…
- 家にたくさんあるレーベルを調べてみたらシンディ・ローパーが一番多くて8枚もありました (^^;)
- アラベスクやノーランズとかもあって、しばらく時間を忘れて見入ってしまいました。
- ところでエアチェックって言うのはなかなか技術が要りましてね〜
- 番組によってはCMが終わるといきなり曲がかかっちゃう事もあるし、
- 「それでは○○をお聴き下さい」って言ったあとワンテンポ置いて「どうぞ」って言うDJが居たり、
- 曲のイントロが流れてるのに喋ってるDJが居たりでなかなか大変でした (^^;)
- その番組・DJのクセを覚えて… FM放送局との真剣勝負だったような気がしますが
- 今となってはそれも良い想い出として残っています。
- そんな私もレンタル屋さんが出てきた頃からエアチェックはしなくなっていきまして、
- そうなると当然雑誌の方もすっかり買わなくなってしまったワケです。
- 「FM-fan」は今でも書店で見かけますが他の雑誌はどうなんでしょう?
- やっぱり廃刊とかになっちゃってるのでしょうか?
- もうすっかりFMラジオはBGM代わりに聞き流しするのが基本スタイルになったようで
- エアチェックという用途にはあまり対応していないのかも知れません。
- しかし80年代、エアチェックにハマっていた私たちはあの頃お世話になった
- FM放送の番組たちを決して忘れる事はないでしょう。
- 青春時代の想い出のひとつとして…